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「明日の夜勤に行きたくない」「辞めたいとは思っている。でも上司に言い出せない」「家族もいるから、何も考えず仕事を飛ぶわけにもいかない」
工場や夜勤で働いていると、こんな状態になることがあります。
僕自身、過去に退職代行を使って会社を辞めた経験があります。さらにその後、別の職場では同僚が退職代行を使って辞め、今度は僕が「残された側」になりました。
つまり僕は、退職代行を使った側と、退職代行を使われた職場側の両方を経験しています。
だからこの記事では、「一番有名だから」「一番安いから」という理由だけでおすすめを決めるつもりはありません。退職代行は、今の自分が会社とどんな状態なのかによって選ぶサービスが変わると思っています。
僕自身も退職代行を利用しています
僕は実際に退職代行を使って会社を辞めています。当日は会社から一度着信がありましたが、その後、僕自身が会社と直接やり取りすることはありませんでした。
詳しい当日の流れは後半と体験談記事で紹介しています。
- 工場・夜勤勤務者が退職代行を選ぶ基準
- Jobs、男の退職代行、ガイアの違い
- 状況別にどのタイプが向いているか
- 実際に退職代行を使った筆者が感じたこと
先に結論を知りたい人向け
| こんな人 | 候補 |
|---|---|
| 大きなトラブルはなく、バランス重視 | Jobs |
| 男性向け・料金も重視 | 男の退職代行 |
| 未払い残業代・退職金・会社とのトラブルあり | ガイア |
この記事では、この3社を工場勤務・夜勤勤務者の目線から比較します。
退職代行に、「全員にとってここが一番」というサービスはないと思っています。ただ会社へ退職の意思を伝えてもらいたい人と、未払い残業代や退職金などについて会社と話し合う必要がある人では、必要なサービスが違うからです。
その違いを理解するために、まず知っておきたいのが「どこが運営している退職代行なのか」です。
退職代行を選ぶ前に知っておきたい「運営元」の違い
退職代行を選ぶとき、料金と同じくらい確認しておきたいのが、「どこが運営しているサービスなのか」です。
退職代行には、大きく分けて「民間企業」「労働組合」「弁護士」が関わるサービスがあり、それぞれ対応できる範囲に違いがあります。
僕自身、最初に退職代行を使ったときは、正直そこまで深く考えていませんでした。
でも今回あらためて調べてみると、「とにかく安いところを選べばいい」というものではないと感じました。
特に、会社との交渉や未払い残業代などの問題がある場合は、運営元や対応範囲を確認してから選んだ方がいいと思います。
退職の意思を伝えることと、会社と交渉することは別
退職代行の記事を調べていると、「会社へ連絡してくれる」という言葉と、「会社と交渉できる」という言葉が混ざっていることがあります。でも、この2つは同じではありません。
たとえば労働組合には、労働条件などについて使用者と団体交渉する権利が認められています。厚生労働省も、労働組合の団体交渉権を労働三権の一つとして説明しています。
一方で、未払い賃金の請求や損害賠償など、法的なトラブルまで発展している場合は、弁護士へ相談した方がいいケースがあります。
なので、「自分は何を代わりにやってほしいのか」を先に整理した方が選びやすいです。
工場・夜勤勤務者向け退職代行3社を比較
まずは料金と運営元の違いです。
| 項目 | Jobs | 男の退職代行 | ガイア |
|---|---|---|---|
| タイプ | 民間+労組連携 | 労働組合型 | 弁護士法人 |
| 料金目安 | 27,000円/労組込29,000円 | 21,800円+組合費1,000円 | プラン・依頼内容による |
| 返金制度 | 退職できなかった場合の返金案内あり | 条件付き返金保証あり | 要確認 |
| 向いている人 | バランス重視 | 男性・価格重視 | トラブル・金銭交渉 |
続いて、対応範囲の違いです。
| 項目 | Jobs | 男の退職代行 | ガイア |
|---|---|---|---|
| 退職連絡 | ○ | ○ | ○ |
| 会社との交渉 | 労組加入時に対応 | 労組による対応 | 弁護士が対応 |
| 有給関連 | サポートあり | サポートを案内 | 弁護士が対応 |
| 未払い残業代など | 法的請求が必要なら弁護士も検討 | 法的請求が必要なら弁護士も検討 | 弁護士が対応 |
※料金・対応内容は変更される可能性があります。申し込み前に各公式サイトの最新情報を確認してください。
Jobsについては、通常27,000円、労組費を含むプラン29,000円という案内が確認できます。男の退職代行は21,800円に組合費1,000円別途という記載があります。
退職代行Jobs|料金と対応範囲のバランスを取りたい人
Jobsは、「弁護士に依頼するほど会社と揉めてはいない」「でも自分から上司に退職を言うのはきつい」という人が比較しやすいサービスだと思います。
運営は民間企業ですが、合同労働組合ユニオンジャパンとの連携を案内しています。通常のシンプルプランは27,000円(税込)。労働組合への同時加入を含む安心パックは29,000円(税込)という案内が確認できます。
Jobsのメリット
公式LINEでは24時間対応、労働組合との連携、後払いなども案内されています。
- 料金体系が比較的分かりやすい
- 労働組合との連携がある
- LINEから相談しやすい
- 後払いについても案内されている
Jobsの注意点
一番注意したいのは、「弁護士監修=弁護士があなたの代理人として会社と法的交渉をする」ではないことです。
会社との交渉が必要なら、労働組合を利用するプランかどうかも確認した方がいいです。未払い残業代の請求や損害賠償など、法的な争いがすでにある場合は、最初から弁護士型を検討した方が話が早い場合もあります。
Jobsが向いている人
会社と大きなトラブルはないけれど、自分で退職を切り出すのが難しい人は、まず現在の料金と対応範囲を確認してみてください。
👇料金・サービスの確認
※料金・対応内容は変更される場合があります。申し込み前に最新情報をご確認ください。
男の退職代行|男性向けサービスを選びたい人
「男の退職代行」は、その名前の通り男性専門です。夜勤脱出計画の読者は30〜40代の工場勤務男性が中心なので、今回の3社の中ではブログ読者との相性がかなり分かりやすいサービスです。
公式サイトでは、正社員・契約社員・派遣社員などは21,800円(税込)。別途、組合費1,000円という案内があります。アルバイト・パートは18,800円(税込)です。
男の退職代行のメリット
- 男性専門
- 正社員等21,800円と比較的料金を抑えやすい
- 労働組合による退職代行
- さまざまな決済方法を案内
- 返金保証制度が案内されている
公式利用規約を見ると、返金保証には適用条件があります。そのため、「何があっても無条件で返金される」と考えるのではなく、申し込み前に条件を確認した方がいいです。
男の退職代行の注意点
価格だけを見ると今回の3社では選びやすいですが、法的な紛争への代理対応を求めるサービスではありません。
たとえば、「会社から損害賠償をすると言われている」「未払い残業代を請求したい」など、会社との争いが強くなっているなら、料金だけで決めない方がいいと思います。
男の退職代行が向いている人
工場勤務の男性で、できるだけ費用を抑えながら退職代行を検討したい人は、現在の料金と対応内容を確認して比較してみてください。
👇料金・サービスの確認
※料金・対応内容は変更される場合があります。申し込み前に最新情報をご確認ください。
弁護士法人ガイア|会社とのトラブルや金銭交渉が心配な人
3社の中で役割が一番違うのが、弁護士法人ガイアです。ガイアは法律事務所が退職代行を扱っています。
公式ページでは、有給消化・離職票や源泉徴収票などの必要書類・残業代・退職金・会社との交渉などへの対応を案内しています。
ガイアのメリット
一番分かりやすいのは、弁護士が代理人として会社と交渉できることです。
すでに会社と揉めている人の場合、「退職の意思だけ伝えてもらえればOK」では終わらないことがあります。たとえば、未払い残業代がかなり残っている、退職金で揉めている、会社から損害賠償などの話をされている。こうした場合は、最初から弁護士に相談する意味が出てきます。
ガイアの注意点
弁護士だからといって、全員がガイアを選べばいいわけではありません。
ただ上司に「辞めます」と伝えることができないだけで、会社とのトラブルもなく、金銭交渉も必要ない。そういう人なら、弁護士型は必要以上のサービスになる可能性があります。
また公式サイト上の料金はプランや依頼内容で変わるため、相談時に、「自分の場合、総額はいくらになるのか」を確認した方がいいです。未払い賃金や残業代などを回収する場合には、別途成功報酬が発生するケースも確認されています。
ガイアが向いている人
未払い残業代や退職金、会社とのトラブルまで抱えている場合は、一般的な退職代行だけで判断せず、弁護士にどこまで相談できるのか確認してみてください。
👇料金・サービスの確認
※料金・対応内容は変更される場合があります。申し込み前に最新情報をご確認ください。
僕が退職代行を実際に使って感じたこと
ここまで3社を比較しましたが、僕自身が今回紹介した3社すべてを使ったわけではありません。ここは誤解してほしくない部分です。
僕が実際に退職代行を使ったのは、別のサービスです。それでも一度実際に退職代行を使った経験があるからこそ、「とにかく一番安いところを選べばいい」とは思っていません。
僕が退職代行を使ったときは、経験者採用で入社した会社で十分な教育を受けないまま仕事を任され、叱責も続いていました。ある日、慣れていない機械で部品を壊してしまい、そのまま自分の中で限界が来ました。
体調不良と伝えて早退。家に帰って浴槽につかったまま、下を向いて動けなくなりました。翌日も会社を休み、以前から調べていた退職代行へLINEしました。
当日は部屋で椅子に座ったまま、うなだれていました。会社から着信は一度ありました。でもその後、僕が会社と直接やり取りすることはありませんでした。
僕の場合、終わってみて一番強く感じたのは、「もっと早く使えばよかった」ということでした。
ただ、その体験があるからこそ、誰にでも退職代行をすすめたいとは思いません。自分で普通に辞められるなら、それでいいと思います。
僕のように、「辞めます」の一言を自分ではもう伝えられないという状態になったときの選択肢として知っておく。それくらいの距離感がちょうどいいと思っています。
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退職代行を実際に使った体験談|使われた職場側も経験した僕が当日の流れを本音で紹介
「会社から電話は来た?」「私物や貸与品はどうなった?」「職場側はどう反応した?」など、実際に使った日の流れはこちらで詳しく書いています。
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こんな場合はどの退職代行を選ぶ?
最後に、工場勤務・夜勤勤務の人が実際に迷いそうなケースで整理します。
もう明日会社へ行きたくない
→ 会社との交渉や金銭トラブルがなければJobs・男の退職代行を比較。すでに揉めているなら弁護士型も検討。
上司が怖くて退職を言い出せない
→ 運営元・対応範囲・追加費用を確認したうえでJobsや男の退職代行を比較。
有給がかなり残っている
→ 会社が拒否した場合の交渉まで必要なら、労働組合型または弁護士型の対応範囲を確認。
未払い残業代がある
→ 弁護士型を優先して検討。
会社から損害賠償などと言われている
→ 退職そのものより法的な問題になっている可能性があるため、弁護士への相談を検討。
工場勤務者が退職代行を使う前に確認したい8つのこと
- 総額はいくらか
- 追加費用はあるか
- 誰が運営しているか
- 会社との交渉が必要か
- 有給をどうしたいか
- 未払い賃金・残業代がないか
- 制服・社員証など会社の貸与品は何があるか
- 離職票・源泉徴収票など必要書類を確認したか
僕自身、退職代行を使った後は、会社に残していた私物が着払いで送られてきました。会社から借りていた貸与品はこちらから郵送で返却しています。
だから申し込む前に、「会社から借りているものは何があるか」だけでも確認しておくと、その後が少し楽です。
まとめ|一番安い退職代行ではなく、自分の状況に合ったところを選ぶ
今回比較した3社をもう一度整理します。
退職代行Jobs
「大きなトラブルはないけれど、自分で退職を伝えられない」
男の退職代行
「工場勤務の男性で、費用も比較しながら決めたい」
弁護士法人ガイア
「未払い残業代や退職金、会社との交渉まで心配」
僕自身は、一度退職代行を使っています。だから「自分で言えばいい」と簡単には言えません。一方で、全員が使うべきとも思っていません。
どうしても自分では辞められなくなったときの選択肢として知っておく。そして使うなら、料金の安さだけではなく、今の自分と会社がどんな状態なのかで選ぶ。
それが、実際に退職代行を使った僕が一番伝えたいことです。
